小劇場を守ろう

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1954年12月に、近鉄会館として近鉄上本町駅南側の上六小劇場跡に建設された。
当時は映画館を主な目的とした建物であった。
地上階に主に洋画を上映する『上六映画劇場』、
地階に主に邦画を上映する『上六地下劇場』が設置された。

1985年、上本町駅ターミナル整備(都ホテル大阪や駐車場、観光バスセンターの建設など)の一環として、
全面的な改装を実施、上六映画劇場は近鉄劇場に、地階の上六地下劇場は近鉄小劇場として、同年10月3日にオープンした。
近鉄劇場は954席を設け、劇団四季やOSK日本歌劇団、ABCミュージカルなどのミュージカルや演劇、コンサートといった公演に使われた。
一方、近鉄小劇場は420席を設け、小劇団の公演などが数多く行われた。
また、隣接した旧近鉄本社ビル(1936年築)も改装されて近鉄劇場別館ビルとなり、
近鉄資料室が地下に設置されたほか、朝日放送の運営により新進アーチストの作品を展示するABCギャラリーを設置した。
また、上本町駅ビルとの間の空間は『シアタースクエア』と名付けられた広場となった。

2000年代に入ると、近鉄グループの再建策の中でレジャー部門の抜本的な見直しが行われることになった。
近鉄あやめ池遊園地など遊園地の閉鎖、またOSK日本歌劇団の解散が行われ、当劇場も開業以来赤字が続いたこと、
施設の老朽化に加え観客の減少も相俟って、2004年2月に閉鎖となった。なお、同年には大阪近鉄バファローズも創設から55年の歴史に幕を下ろした。



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